子供をネット被害から守ろう
子供をネット被害から守る心得。
とてもわかりやすくて、大人の役にも立ちます。
みんなで子供を守りましょう。
—すこし引用します。
世の中には、あなたの名前や住所、電話番号などの個人情報を必死 (ひっし) に集めようとしている人がいます。そういう人たちに個人情報を知られてしまうと、思わぬ危険 (きけん) に巻 (ま) き込 (こ) まれることがあります。
自分の名前をハンドルネームに使ってはいけません。ハンドルネームは考えて作りましょう (ご両親が考えるのを手伝ってくれます)。
名前、電話番号、住所、通っている学校、好きな遊び、パスワードなど、あなたやご家族についての情報を、インターネットで知り合った人に決して教えてはいけません。
インターネットで知り合った人に、メールやメッセンジャーなどで自分や家族の写真を送ってはいけません。
Web 上で自分のホームページや日記 (ブログ) を公開しているなら、必ず自分がだれだかわからないようにしましょう。
その 1 : 個人情報 (こじんじょうほう) を教えない
その 2 : 相手 (あいて) の人を簡単 (かんたん) に信 (しん) じない
その 3 : 知らない人から送られてきたファイルを開かない
その 4 : 何か不安なことがあったら頼 (たよ) れる大人の人に言う
その 5 : インターネットで知り合った人と 1 人で会わない
たくさんのいろいろな人へ嫌 (いや) がらせをする人 いろいろなチャット ルームに来ては、悪口、性 (せい) についての話、気味の悪いことなどを言って、他の人に嫌な思いをさせます。しかし、こわがることはありません。このような人たちはまだ大人でないのです。ひたすら無視 (むし) しましょう。その人がしつこいようなら、そのチャットルームに行くのをしばらくの間やめましょう。
変質者 (へんしつしゃ) は、ご両親が一番、あなたと関わってほしくないと思っている人たちです。この人たちは、あなたのことをなんでも知りたいと思っているので、あなたの友だちのふりをします。あなたについての情報を大切にとっておいて、電話番号や住所を知りたいと言ったり、あなたの写真がほしいと言うでしょう。あなたに会ってみたいというかもしれません。そのような人たちは警察から指名手配 (しめいてはい) されていることがありますので、まずご両親、学校の先生など信頼(しんらい)できる大人の人に相談してください。
—引用終わり
具体的には
「プロバイダ責任制限法 名誉毀損・プライバシー関係ガイドライン」
という法律があり、ネットで検索すればすぐみつかります。その中に、裁判での過去の判例や、プロバイダに情報を求める時の書式も掲載されています。その書式を埋めて、プロバイダに提出すれば、プロバイダは対応します。
「プロバイダ責任制限法」という名前から分かるように、問題になりそうだったらプロバイダ運営者はさっさと警察に情報を出して、あとは警察検察裁判所に任せなさいという法律です。その際に、「プロバイダには責任はありませんから、隠さないで情報を出しなさい」というのです。うまい仕組みですね。
警察はかなりの情報を持っていますし、法務局の人権擁護課に受付窓口があります。警察は最初は少しためらわれるという人は法務局を最初の窓口としてもいいと思います。犯人は自分は匿名で、場所を変えて、誰にも知られないと思っていても、技術の進歩ははるかに先を行っています。
一度発信してしまった情報は、自分で消したつもりでも、検索会社がしっかりと記録しています。仕組みをきちんと知っていたら、怖くて、他人を傷つけるようなことは書けないはずです。みんなあなたの味方になって助けてくれます。
あなたはひとりぼっちではありません。こんなにもたくさん、正しい人たちがいます。今はつらくても、明るい未来はあるんですよ。
子供の場合、悩んだ末に自殺や他殺といった事件が起きているので、関係機関もかなり真剣に対応してくれます。
ひとりで悩まず、みんなで対応しましょう。
新橋心療内科では仕事で関係している弁護士さんやカウンセラーさんもたくさんいます。つらい思いをしていたら、勇気を出して、相談してくださいね。法律だって、あなたの味方なんですよ。