あきらめない人のヤバさ

「何としてもアプリを作ってみたかった」という60近くのオッサンがいる。だが彼は全くのコンピュータの素人。パソコンの操作ですら怪しいものだった。

彼がアプリを作ろうと思ったきっかけは、娘さんからプレゼントされたスマートフォン。使い方がわからず、持て余し気味だったが、娘さんの結婚相手がエンジニアだったこともあり、アプリの面白さに開眼。

「これって自分で作れますよ」と娘婿から聞いたことから「なんとかして自分で作ってみたい」という話になった。

コーディングのコの字もわからない状態から、まずはパソコンに開発ツールをインストールするところから始まり、辛抱強くプログラミングを身につけた。

普通であればこの辺りで諦めてしまうものだが、娘婿が実家を訪問するたびに質問攻めにし、ついにはアプリを完成させた。と言っても簡単な計算機程度のアプリではある。

現在も「もっと高度なものを作りたい」「もっと面白いものを作りたい」と、今では様々な勉強会にも顔を出し、半年にひとつくらいアプリを出し続けている。

つい先日は「この前、初めてアプリが売れたんですよ」と嬉しそうに語ってくれた。

ヤバい。

あきらめない人のヤバさ