秋の叙景歌

風吹けば落つるもみじ葉 水きよみ 散らぬ影さへ底に見えつつ (凡河内躬恒 おおしこうちのみつね 古今集) 風が吹いて紅葉が散る。池水が澄んでいるので、一方では池の底にある葉の像があり、他方ではまだ枝にある葉が池に映った像 … Read more 秋の叙景歌


省略系/構成系 短詩形文学を支える背景共通認識

秋になり、わずかではあるが風流の儀もある。 茶の席があり、碗には和歌が添えられていて、あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る とある。他意はないと見た。ただ分かりやすい一首を添えただけだろうと思った。 このよ … Read more 省略系/構成系 短詩形文学を支える背景共通認識


無限の話-そして理性の淘汰-カントとローレンツ

円周率の話を書きました。それにしても、どのようにしたら、「円周率は小数点以下無限に続く」と分かるのか、証明するのか、不思議に思いませんか?しかも、繰り返しはない数列になるんですよ。普通に考えたら、実際に無限の操作を繰り返 … Read more 無限の話-そして理性の淘汰-カントとローレンツ


円周率8万桁

59歳男性が円周率8万桁暗記を達成したという。昨年は5万桁。無論、世界記録である。人間の脳の潜在能力には驚く。思うに、能力があっても、「その気にならない」「できるとも思わない」ということで、着手しない、最初から諦める、そ … Read more 円周率8万桁