外国人労働者一千万人受け入れ

経済界は、外国人労働者一千万人受け入れを要請している。
「労働ビッグバン」。

時価会計でアメリカ並みの経営にしなさいということで、
MBAさんたちが活躍してリストラを進め、短期の利益を計上した。
人材を育てる観点がかけているといわれるが
それは米国流で、米国では自分で自分を育てる。

自分で自分を育てる考え方の薄い日本では
容易にフリーターの道が待っていた。
簡単にやめて、なかなか就職しない。
そのうちに外国人労働者が参入すれば、
単純労働はますます時間単価が低くなるだろう。
現状で無保険無年金も少なくないらしい。
自助努力よりも社会からの保護を訴えているようだ。

そんな状況の中で、若者が安心して働ける、
将来子どもも育ていたと思える、
自分の夢を叶えることができる、
そんな社会を作れるかどうかである。

だれもがその夢を口にしながら、
具体的な解決を提案できないでいる。
昔は農業だった。次はトヨタの工場だった。
その後は公共事業で無駄な道路を造ったり、2月や3月に不必要に道路を掘り返したりしていた。

昔は公教育が訓練と選抜の場であったが、
最近では選抜に関していえば、早々に小学受験をするというし、
訓練についていえば、公立学校は、すでに崩壊を通り越しているらしい。
それは共同体の崩壊後の風景である。

たんなる収容所であり、
訓練を期待するのなら私立に行ってお金を払ってくださいとのことのようだ。

地方が崩壊し教育が崩壊し崩壊していないものを探す方が難しいが
どこかに希望はあるのだろうか。

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休耕田で農業をしたい人。
観光業で外国人観光客をおもてなししたい人。
遠洋漁業に出かける人。
小学校で早々とコースを分けて、職業訓練をするか。